まずはジンジャービスケットを作ります。イギリスでは「ジンジャーナッツ」と呼ぶこともあります。ジンジャービスケットはイギリスでは一番ポピュラーなビスケット。何世紀にもわたって食べてきました。熱い紅茶との相性も抜群です。今回は、ルバーブのフールと一緒にご紹介します。
有塩バター 100g (キューブ状にカットしておきます) | ゴールデンシロップまたはハチミツ 100g |
三温糖 75g | 小麦粉 250g |
ベーキングパウダー 小さじ2.5 | 重曹 小さじ1 tsp |
ショウガのすり下ろし 大さじ1 | ジンジャーパウダー 大さじ1.5 |
卵 1個 |
- オーブンを190℃に加熱します。 大きなベーキングトレイ2枚にクッキングシートを敷いておきます。鍋にバター、砂糖、ショウガ、ゴールデンシロップを入れて弱火で溶かし、冷まします。
- ボウルに、小麦粉、ベーキングパウダー、すり下ろしたショウガ、重曹を入れ、木のスプーンで混ぜます。1で冷ましておいたシロップと卵黄を少しずつ混ぜ、軽くこねて生地を作ります。
- 生地を20gずつに分けてボール状に丸めます(このミックスで24個分できました)。準備しておいたベーキングトレイに生地をそれぞれ3cmほどの間隔で置きます(生地は潰さずボール状のまま並べます)。こんがり色がつくまで8-10分焼きます。トレイ上で数分冷ましてから、ラックに移して完全に冷まします。
では、次にフールを作ります。「fool フール」という呼び方はフランス語の「fouler ファウラー」に由来し、押したりつぶしたりするという意味があります。砕いた果物を濃厚なクリームに優しく重ねていくのです。フールは、果物のコンポートとホイップクリームで作るイギリスの伝統的なデザート。果物はルバーブやグーズベリー、ラズベリー、ブラックベリーなどの酸味のあるものを使います。濃厚なクリームと甘酸っぱいフルーツのコントラストがこのデザートの特徴です。フールを上手に作る秘訣は、果物を調理しすぎないこと。ジャムになるまで煮込んではいけません。果物をホイップクリームにそっと折り込むように和えるのがポイントです。
ルバーブ 500g | 砂糖 大さじ5 |
生クリーム(45%のもの) 300ml | ヨーグルト(できればギリシャヨーグルト)100g |
ミントの葉 (お好みで) |
1. ルバーブと砂糖大さじ4を一緒に鍋に入れ、柔らかくなるまで蓋をして穏やかに加熱します。蓋を外し、火を少し強めて汁気の一部を飛ばしますが、ルバーブを煮込みすぎないように気をつけてください。味見をして甘さを確認し、必要に応じて砂糖を追加します。ルバーブを取り出して汁気を切ります。煮汁も最後に使いますので、両方冷ましておきます。
2. 生クリームを角が立つまで泡立てたら、ヨーグルトを加えてそっと混ぜ合わせます。冷やしたルバーブの約半分を和えたら、少なくとも1時間ほど冷やします。
3. 2のクリームミックスと残りのルバーブを順に重ねてグラスに入れ、最後にクリームをのせます。残して冷やしておいた煮汁の一部を上から注ぎ、ミントの葉を飾ったら出来上がりです。