チーズたっぷりベイクドエッグ

チャールズ国王の戴冠式を祝うための特別なミートパイを作りたくてリサーチをしていると、チャールズ国王のお気に入りの食材のひとつが卵だとわかりました。ですので、今月は簡単な卵レシピを3つご紹介します。

まずひとつめは、ベイクドエッグ。2020年5月、イギリスで初めてロックダウンが行われた際、イギリス産のチーズを広めるために、チャールズ王は当時のInstagramアカウント@clarencehouseでお気に入りのレシピのひとつ「Cheesy Baked Eggs」を紹介していたんです。

パンやサラダを添えて、ランチにもぴったりの一品です。彼のレシピではダブルクリームを使用していましたが、少しリッチすぎる気がしたので、今回はホワイトソースを使用しています。もちろん手づくりでもいいですし、缶詰を使っても大丈夫（実は結構おいしいんですよね）。また、チーズはお好みのものを使ってください。

必要な調理器具: オーブンまたはオーブントースター、小さな耐熱皿、小さな鍋、ホワイトソースを作る場合は泡立て器。

材料:

作り方:

1. オーブンまたはオーブントースターを180℃に予熱しておく。
2. まず、ほうれん草を小鍋に入れ、植物油を少々入れて弱火でしんなりさせる。ほうれん草の水気を絞る。お店で買ったほうれん草を使った場合は、解凍して余分な水分を絞る。脇に置いておく。
3. ホワイトソースを作る（缶のものを代用する場合は、缶の記載に従ってください）。小鍋にバターを溶かし、小麦粉を入れ、弱火で1分ほどかき混ぜます。牛乳を加え、ソースにとろみがつくまでかき混ぜ続ける。塩・こしょう、お好みでナツメグで味を調える。
4. 耐熱皿の底にほうれん草を敷き詰める。
5. その上に半分に切ったトマトをのせる。
6. トマトの周りにチーズとサラミやベーコン（なくても可）を散らし、ちぎったバジルの葉を加える。
7. 卵を丁寧に割り、黄身が割れないように注意しながら、上にのせる。
8. スプーンを使って、ホワイトソースで丁寧に全体を覆います。
9. 上から粉チーズを振りかける。
10. 10分ほど焼く。チーズに焼き色が付かない場合は、熱したグリルで仕上げる。

うずらの卵のピクルス

２つ目のレシピは、うずらの卵のピクルス。卵のピクルスは、何百年も前からイギリスのパブで好まれてきたおつまみ（バースナック）なんです。ただ今はパッケージのスナックがたくさん選べますから、ほとんど見かけなくなりました。この卵のピクルスは、私にとってちょっと目を引く存在で、大好きなんです。ピクルス用のスパイスは、自宅にあるものでかまいません。ピクルスに難しいルールはありませんので、お好きなスパイスを使って作ってみてください♪

うずらの卵10個は、Swan & Lionのチャツネの瓶（200ml）にちょうど収まります。ぜひ再利用してください。

材料:

作り方:

1. まず、瓶を殺菌する。瓶をお湯と石鹸でよく洗い、130℃のオーブンで10分ほど加熱する。
2. 次に、卵を調理します。小鍋にうずらの卵を入れ、水を入れて沸騰させ、3分ほど茹でる。
3. 卵を茹でている間、ボウルに冷水を入れる。卵を水に入れ、冷ます。
4. 卵の皮をむき、熱い瓶の中に入れる。
5. 次にピクルス液を作ります。残りの材料をすべて小鍋に入れ、沸騰する寸前まで温める。
6. 卵が完全に隠れるまで、瓶の中にピクルス液を注ぎます。
7. 瓶を冷まし、粗熱が取れたら、冷蔵庫で保存する。

電子レンジでつくるふわふわスクランブルエッグ

3つ目のレシピは、超簡単なスクランブルエッグ。1980年代に初めて電子レンジを購入したとき、私が最初に覚えた料理のひとつがスクランブルエッグでした。とても短時間で、しかも卵はとても軽くふわふわに仕上がります。ただし、ほんの数秒の違いがいのちとりになるので、よく観察する必要があります。今でもスクランブルエッグはこの方法で作るのが私の定番です。

作り方:

1. 小さなボウルに、卵2個、牛乳大さじ2、バター小さじ1を加え、塩・コショウで味付けする。フォークで少し混ぜておく。
2. 電子レンジ1000Wで30秒加熱する。
3. フォークでよくかき混ぜる。
4. もう一度1000Wで30秒加熱する。
5. フォークでもう一度かき混ぜ、大きな卵の破片をほぐす。
6. 卵のかたさ加減はお好みで。
7. もっと加熱したい場合は、今度は10秒ずつゆっくり加熱していきます。電子レンジから取り出したあとも少し加熱が続くので、加熱しすぎないように注意してください。

私はかなり柔らかめが好きなので、今回は30秒を2回、さらに10秒を1回行いました。といっても、毎回違う出来栄えなんですけれどねｗ